
シリカエアロゲル(Silica Aerogel)とは|ナノ多孔質構造(Nano-porous Structure)を持つ先端素材
エアロゲル(Aerogel)は、微細な空隙を多数有する多孔質材料であり、その中でも代表的なものがシリカエアロゲル(Silica Aerogel)です。
シリカエアロゲルは、二酸化ケイ素(SiO₂)を主成分とするナノ多孔質材料(Nano-porous Material)で、低熱伝導性(Low Thermal Conductivity)、軽量性(Lightweight)、高比表面積(High Specific Surface Area)などの特長を備えています。
内部にナノサイズの細孔を多数有することで、気体を介した熱伝達が抑制され、優れた断熱特性を示します。また、多孔質構造による軽量性や大きな比表面積を活かし、さまざまな機能性材料への応用が検討されています。
シリカエアロゲルには、バルク(固形)タイプのほか、粉末・粒子タイプ、繊維やフィルムなどと組み合わせた複合材料があります。バルクタイプは「フローズンスモーク(Frozen Smoke)」とも呼ばれ、非常に軽量な多孔質材料として知られています。
TKSK株式会社では、シリカエアロゲル粉末・粒子(Silica Aerogel Powder / Granules)を取り扱っており、以下の粒径グレードをご用意しています。
・粉末:7 / 10 / 15 / 20 / 30 / 50 µm
・粒子:0.1~0.5 mm / 0.1~3 mm
取扱製品には疎水性(Hydrophobicity)を有するグレードがあり、塗料・コーティング材、樹脂、接着剤、建材、断熱材料などへの添加・配合用途にご検討いただけます。
例えば、7 µmグレードでは、比表面積(BET)600~800 m²/g、嵩密度35~70 kg/m³、熱伝導率0.018 W/(m·K)以下などの仕様を整理しています。ただし、これらは当該グレードの仕様値であり、すべての粒径グレードに共通する保証値ではありません。
実際の断熱性能や分散性、配合適性は、使用する材料、配合量、加工条件、製品構造などによって異なります。
用途や要求特性に応じた粒径の選定、研究開発・評価用サンプル、価格、最小ロット、納期などについてもご相談いただけます。

国内では取扱先が限られるシリカエアロゲル(Silica Aerogel)|超軽量・高断熱のナノ多孔質素材(Nano-porous Material)
日本国内でシリカエアロゲル(Silica Aerogel)の製造・流通を手掛ける企業が限られる背景には、以下のような要因があります。
- 製造技術の難易度が高い(High Technical Difficulty)
- 製造設備への投資負担が大きい(Large Capital Investment)
- 高度な製造・品質管理技術が求められる(Advanced Quality Control)
- 海外メーカーとの品質・価格面での競争が必要(Global Price and Quality Competition)
当社は中国山東省の提携メーカー(Partner Factory)で製造されたナノ多孔質シリカエアロゲル粉末・粒子(Nano-porous Silica Aerogel Powder / Particles)を正規の取引ルートで輸入し、日本国内に提供しています。
低熱伝導性・軽量性・高比表面積などの特長を活かし、断熱材(Thermal Insulation)、塗料・コーティング材(Coatings)、樹脂・複合材料(Resin Composites)、建材(Building Materials)など、幅広い用途での活用をご提案しています。
用途に応じた粒径分布(Particle Size Distribution)の選定やサンプル相談(Sample Consultation)にも対応しています。お見積りもお気軽にお問い合わせください。
シリカエアロゲルの特長(Hollow Glass Microspheres)
FEATURE1
高断熱性
(Thermal Insulation)

シリカエアロゲルは、固体材料として極めて低い熱伝導率(Thermal Conductivity)を持つことで知られ、代表的なバルクエアロゲルでは約0.012~0.020 W/(m·K)程度の値が報告されています。これは空気の熱伝導率(約0.026 W/(m·K))よりも低く、優れた断熱性能を示します。
当社が取り扱うシリカエアロゲル粉末・粒子も、このナノ多孔質構造を活かした断熱材料として、塗料・樹脂・建材などへの添加・配合用途にご検討いただけます。実際の断熱性能は、配合量や材料構成、使用条件などによって異なります。
FEATURE2
超低密度
(Ultra-low Density)

シリカエアロゲルは、内部に多数の微細な空隙を持つナノ多孔質構造により、極めて軽量な材料として知られています。
一般的な固体材料と比較して密度が低く、軽量化が求められる断熱材料や樹脂・コーティング材などへの添加・配合用途で注目されています。
当社が取り扱うシリカエアロゲル粉末の7 µmグレードでは、嵩密度(Bulk Density)は35~70 kg/m³(0.035~0.070 g/cm³)です。
この軽量性を活かし、断熱性と軽量化の両立を目指す材料設計への応用が期待できます。
FEATURE3
高撥水性(Hydrophobicity)

シリカエアロゲルは、表面処理によって高い疎水性(Hydrophobicity)を付与できるナノ多孔質材料です。
当社が取り扱う疎水性シリカエアロゲル粉末は、表面に疎水性基(Si–CH₃)を有し、水をはじきやすい特性を備えています。
この高撥水性により、水分の影響を抑えたい断熱材料や、耐湿性が求められる塗料・コーティング材、樹脂・複合材料などへの添加・配合用途での活用が期待できます。
また、疎水性の表面特性を活かし、材料の吸湿抑制や機能性の向上を目的とした研究開発にもご検討いただけます。
FEATURE4
多彩な粒径ラインナップ(Particle Size Options)

TKSKでは、用途や配合条件に応じて選択できる、複数の粒径のシリカエアロゲル粉末・粒子を取り扱っています。
粉末タイプは7・10・15・20・30・50 µm、粒子タイプは0.1~0.5 mmおよび0.1~3 mmのグレードをラインナップしています。
微細な粉末から比較的大きな粒子まで選択できるため、塗料・コーティング材、樹脂、接着剤、建材、断熱材料など、さまざまな材料への添加・配合用途に対応した製品選定が可能です。
粒径によって分散性、加工性、配合後の材料特性などが異なるため、用途や要求性能に応じたグレード選定をご提案します。
FEATURE5
高表面積(High Specific Surface Area)

シリカエアロゲルは、ナノサイズの微細な細孔が三次元的に広がる多孔質構造により、非常に大きな比表面積(High Specific Surface Area)を有しています。
当社が取り扱うシリカエアロゲル粉末の7 µmグレードでは、BET比表面積600~800 m²/gという高い値を示しており、一般的な非多孔質材料とは異なる特徴的な表面構造を備えています。
この高比表面積を活かし、吸着材(Adsorbents)、機能性フィラー(Functional Fillers)、塗料・コーティング材(Coatings)、樹脂・複合材料(Resin Composites)など、さまざまな分野での応用が期待されています。
また、微細な細孔構造と大きな比表面積は、材料との界面特性や配合設計を検討するうえでも重要な要素となります。
FEATURE6
多用途性
(Versatility)

シリカエアロゲル粉末・粒子は、低熱伝導性、軽量性、高比表面積、疎水性などの特長を活かし、さまざまな産業分野での応用が期待される高機能材料です。
断熱材(Thermal Insulation)、塗料・コーティング材(Coatings)、樹脂・複合材料(Resin Composites)、接着剤(Adhesives)、建材(Building Materials)などへの添加・配合により、断熱性や軽量性などの機能付与を検討できます。
また、ナノ多孔質構造と大きな比表面積を活かした吸着材(Adsorbents)、触媒担体(Catalyst Supports)、各種機能性フィラー(Functional Fillers)などの研究開発用途にも応用の可能性があります。
TKSKでは、粉末6グレードと粒子2グレードを取り扱っており、用途や要求特性に応じた粒径選定、サンプル評価、量産検討まで幅広くご相談いただけます。
FEATURE7
機械的特性(Mechanical Properties)

シリカエアロゲルは、ナノ多孔質構造による軽量性と低熱伝導性を備える一方、一般的なシリカエアロゲルの骨格構造は比較的脆く、単体では外力によって破損しやすい性質があります。
当社が取り扱うシリカエアロゲル粉末・粒子は、塗料・コーティング材、樹脂、接着剤、建材などへの添加・配合を想定した材料であり、他の素材と組み合わせることで、断熱性や軽量性などの機能を付与する材料設計に活用できます。
また、用途や加工条件に応じて粒径グレードを選択できるため、分散性、加工性、配合後の材料特性などを考慮した製品選定が可能です。
なお、配合後の強度や耐久性などの機械的特性は、母材の種類、配合量、分散状態、加工条件などによって異なるため、実際の使用条件に応じた評価が重要です。
FEATURE8
化学的安定性(Chemical Stability)

シリカエアロゲルは、二酸化ケイ素(SiO₂)を主成分とするナノ多孔質材料で、比較的安定した無機骨格構造を有しています。
この化学的安定性を活かし、断熱材(Thermal Insulation)、塗料・コーティング材(Coatings)、樹脂・複合材料(Resin Composites)、建材(Building Materials)など、さまざまな用途での活用が期待されています。
また、当社が取り扱う疎水性グレードは、表面に疎水性基(Si–CH₃)を有しており、水分の影響を抑えたい材料設計にもご検討いただけます。
なお、シリカエアロゲルの耐薬品性や耐熱性は、使用する薬品の種類・濃度、温度、使用時間などによって異なります。特に強アルカリやフッ化水素酸などの条件では注意が必要です。
用途や使用環境に応じた製品選定についても、お気軽にご相談ください。
環境・サステナビリティへの貢献|省エネルギーと環境負荷低減への可能性(Sustainability & Environmental Impact)
シリカエアロゲル(Silica Aerogel)は、低熱伝導性(Low Thermal Conductivity)と超軽量構造(Ultralight Structure)を兼ね備えた高機能材料です。その特長を活かした断熱・軽量化用途への活用により、省エネルギー(Energy Saving)、CO₂排出量削減(CO₂ Reduction)、環境負荷低減(Environmental Impact Reduction)への貢献が期待されています。
省エネルギー性能
(Energy Efficiency)

シリカエアロゲルは、ナノ多孔質構造による低熱伝導性を活かし、断熱材料の性能向上に貢献します。建築物や産業設備などへの適切な利用により、熱損失の低減やエネルギー効率の改善が期待できます。
CO₂排出量削減
(CO₂ Reduction)

建築物の冷暖房負荷の低減(HVAC Load Reduction)や産業設備・配管からの熱損失抑制(Industrial Heat Loss Control)を通じて、エネルギー消費量の削減と、それに伴うCO₂排出量の低減が期待できます。
超軽量による環境負荷低減
(Lightweight & Low Impact)

シリカエアロゲルの超軽量性を活かすことで、断熱材や複合材料の軽量化に貢献します。用途や製品設計によっては、使用材料の軽量化や輸送・施工時の負担軽減につながる可能性があります。
長寿命化・廃棄物削減
(Durability & Waste Reduction)

シリカエアロゲルは、比較的安定した無機骨格を有する材料です。使用環境や配合設計に適した製品を選定することで、断熱性能の維持や材料の長期使用に役立つ可能性があります。製品の長寿命化が実現した場合には、交換頻度の低減や廃棄物削減への貢献も期待できます。
化学的安定性と安全性
(Chemical Stability & Safety)

シリカエアロゲルは、二酸化ケイ素(SiO₂)を主成分とする非ハロゲン系(Non-Halogenated)の無機材料で、比較的安定した骨格構造を有しています。
この特性を活かし、断熱材や塗料・樹脂などの複合材料において、材料の長期使用や環境負荷低減を目指す製品設計への活用が期待されています。
なお、実際の安全性や廃棄時の環境影響は、表面処理、配合成分、使用条件などによって異なります。
再生可能エネルギー分野での活用(Renewable Energy Applications)

シリカエアロゲルは、優れた断熱性(High Thermal Insulation)、軽量性(Lightweight)、高比表面積(High Surface Area)などの特長を備えており、再生可能エネルギー分野でも注目される高機能材料です。
太陽熱集熱器(Solar Thermal Collectors)の断熱部材、蓄熱システム(Thermal Energy Storage Systems)の熱損失抑制、省エネ建材(Energy-Efficient Building Materials)など、エネルギー効率の向上を目指す用途での応用が研究・検討されています。
当社のシリカエアロゲル粉末・粒子についても、こうした分野における断熱材や複合材料への添加・配合用途をご相談いただけます。
シリカエアロゲルの用途(Applications of Silica Aerogel)
シリカエアロゲル(Silica Aerogel)は、優れた断熱性、超軽量性、ナノ多孔質構造などの特長を活かし、建材(Construction Materials)、衣料・繊維(Textiles)、塗料・コーティング材(Coatings)、電子部品(Electronic Components)など、幅広い産業分野で活用・研究開発が進められている高機能材料です。
さらに、航空・宇宙、環境・エネルギー、吸着材、機能性複合材料などの分野でも応用が期待されています。
TKSKでは、用途に応じて選択できるシリカエアロゲル粉末・粒子を取り扱っており、新製品開発から既存材料の高機能化まで、幅広い用途でのご相談に対応しています。

建築・産業用途(Construction & Industrial Applications)
高断熱性・軽量性・耐熱性といった特性を活かし、建築・産業分野では省エネ建材から高温配管の断熱まで、多様な用途で活用・研究開発が進められています。
■ 高断熱建材(High-performance Insulation Materials)
- 壁・屋根・床・窓枠などの断熱材料に活用され、薄型・高断熱化に貢献。
- 省エネ建築やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を目指す建築物の断熱性能向上に寄与。
■ 省スペース断熱(Space-saving Insulation)
- 厚みのある従来断熱材では施工が難しい箇所でも、薄型断熱材料の設計に活用。
- リノベーションや狭小住宅など、断熱スペースに制約のある用途に適応。
■ 防火・耐火用途(Fire-resistant Applications)
- 高温環境下での断熱・遮熱を目的とした材料開発に活用。
- 防火パネルや耐火塗料などの機能性向上を目指す配合材料として検討可能。
■ 高温配管・ボイラー断熱(High-temperature Pipe Insulation)
- 石油化学プラントや発電所などの高温配管における熱損失低減に貢献。
- メンテナンス性や省エネルギー性を考慮した断熱材料の開発に活用。
■ 低温設備・LNG用途(Cryogenic & LNG Systems)
- 低温環境での熱侵入抑制を目的とした断熱材料への応用が期待されています。
- LNG関連設備など、厳しい温度条件に対応する断熱材料の研究開発に活用。

航空・宇宙用途(Aerospace Applications)
航空・宇宙分野では、極低熱伝導率や超軽量性が求められる環境に適しており、断熱材・構造材・高温用途など幅広い領域で研究・利用が進んでいます。
■ 超軽量断熱材(Ultra-lightweight Insulation)
- 航空・宇宙機器の軽量化と断熱性能の向上を目指す材料として研究・開発されています。
- 機体や搭載機器の熱負荷低減、燃費改善につながる可能性があります。
■ 宇宙船・航空機の熱保護(Thermal Protection Systems)
- 外装・機器の熱保護用途に向けた断熱材料として研究されています。
- 極低熱伝導性を活かし、過酷な温度環境に対応する材料設計への応用が期待されています。
■ 宇宙塵捕集材(Cosmic Dust Collector)
- 超低密度エアロゲルは、宇宙塵や微粒子を捕集する材料として利用された実績があります。
- 宇宙科学ミッションにおける微粒子分析など、特殊な研究用途で活用されています。
■ 高温用途(High-temperature Applications)
- 耐熱性を考慮したエアロゲル系複合材料の研究が進められています。
- エンジン周辺部材などの熱管理用途への応用が検討されています。
■ 空力加熱対策(Aerodynamic Heating Control)
- 超音速・極超音速飛行時の空力加熱に対応する断熱・熱保護材料として研究されています。
- 高温環境下での熱伝達抑制を目指した材料開発への応用が期待されています。

環境・エネルギー用途(Environmental & Energy Applications)
省エネ・環境負荷低減のニーズが高まる中、シリカエアロゲルの断熱性、軽量性、高比表面積、ナノ多孔質構造などを活かした環境・エネルギー分野での応用が注目されています。
■ 油・有機溶媒の吸着材(Oil & Organic Solvent Adsorbents)
- 高比表面積と疎水性を活かし、油類や有機溶媒の吸着材料としての応用が研究されています。
- 排水処理や油分回収など、環境浄化用途への展開が期待されています。
- 吸着性能は対象物質、細孔構造、表面処理、使用条件などによって異なります。
■ 空気浄化・ガス吸着(Air Purification & Gas Adsorption)
- ナノ多孔質構造や表面特性を活かし、ガス吸着材や機能性吸着材料としての研究が進められています。
- CO₂、VOC(揮発性有機化合物)などを対象とした吸着材料の開発や、表面改質・複合化による機能向上が検討されています。
- 実際の吸着性能や対象ガスへの適合性については、個別の評価が必要です。
■ 太陽熱集熱器・蓄熱材(Solar Thermal Collectors & Thermal Storage)
- 低熱伝導性を活かし、太陽熱集熱器の断熱部材や熱損失抑制材料としての活用が期待されています。
- 蓄熱システムにおいて、断熱材や複合材料の構成材料として応用が検討されています。
■ 電池・キャパシタ材料(Battery & Supercapacitor Materials)
- 高比表面積と多孔質構造を活かし、電池・スーパーキャパシタ向け機能性材料の研究開発が行われています。
- シリカエアロゲルを前駆体や複合材料の構成要素として利用するなど、さまざまな材料設計が検討されています。
■ 燃料電池・触媒担体(Fuel Cell & Catalyst Support)
- シリカエアロゲルの高比表面積とナノ多孔質構造を活かし、白金・パラジウムなどの触媒成分を担持する材料として研究されています。
- 触媒の分散性や反応効率の向上を目指した、機能性触媒担体への応用が検討されています。
- 燃料電池などのエネルギー関連分野でも、表面改質や複合化による新たな材料開発が期待されています。

化粧品用途(Cosmetic Applications)
メイクアップやスキンケア製品では、皮脂吸着、ソフトフォーカス効果、感触改良などを目的として、多孔質シリカ材料の活用が進んでいます。シリカエアロゲルも、高比表面積やナノ多孔質構造を活かした化粧品用機能性材料として、さまざまな応用が期待されています。
■ 皮脂吸着・テカリ防止(Sebum Control)
- 高比表面積と多孔質構造を活かし、皮脂や油分を吸着する機能性材料として検討されています。
- ファンデーションやフェイスパウダーなどにおいて、テカリ抑制やマットな仕上がりを目指す処方への応用が期待されます。
■ ソフトフォーカス効果(Soft-focus Effect)
- 粒子による光散乱を利用し、毛穴や小じわを目立ちにくくするソフトフォーカス効果への応用が検討されています。
- ファンデーションや化粧下地など、自然な仕上がりを重視する製品開発への活用が期待されます。
■ 感触性向上(Texture Enhancement)
- 粒径や粒子形状、表面特性を考慮した配合により、パウダー製品などの使用感を調整する材料として検討できます。
- 滑らかさ、さらさら感、伸びなどの感触特性について、処方に応じた評価が可能です。
■ 香料・有効成分の徐放(Controlled Release of Actives)
- ナノ多孔質構造を活かし、香料や各種成分を担持する材料として研究されています。
- 成分の保持や放出特性を制御する機能性材料への応用が期待されます。
■ 無色・無臭・非晶質構造(Colorless, Odorless, Amorphous)
- シリカエアロゲルは、非晶質シリカを主成分とする多孔質材料です。
- 化粧品への配合にあたっては、外観、臭気、不純物、粒子特性、安全性など、用途に応じた原料評価が重要となります。
■ 疎水性処理(Hydrophobic Surface Treatment)
- 疎水性表面を活かし、油性成分を含む処方や耐水性を重視する材料設計への応用が検討できます。
- 配合時の分散性や安定性は、処方成分や製造条件に応じた評価が必要です。
■ サステナブル素材(Sustainable Material)
- シリカを主成分とする高機能材料として、製品の軽量化や機能性向上を目指す材料開発への応用が期待されています。
- 環境負荷低減への貢献については、原料製造から製品使用・廃棄までの条件を考慮した評価が重要です。

電子・光学用途(Electronic & Optical Applications)
電子・光学分野では、電子機器の小型化・高性能化に伴い、熱管理、電気絶縁、軽量化、光学特性の制御など、さまざまな機能が求められています。
シリカエアロゲルは、低熱伝導性、ナノ多孔質構造、軽量性などの特長を活かし、電子部品の断熱材料や機能性複合材料、光学関連材料などへの応用が研究・検討されています。
■ 熱制御材(Thermal Management Materials)
- スマートフォン、ノートPC、EVバッテリーなど、発熱部位の熱管理を目的とした断熱材料への応用が期待されています。
- シリカエアロゲル粉末を樹脂やコーティング材などに配合することで、熱伝達の抑制を目指す材料設計に活用できます。
- 実際の断熱性能は、配合量、材料構成、厚み、使用温度などによって異なります。
■ 電気絶縁性(Electrical Insulation)
- シリカを主成分とする材料の電気的特性を活かし、電子部品向け絶縁材料や複合材料への応用が検討されています。
- 疎水性表面処理を施したグレードは、水分の影響を抑えたい材料設計にもご検討いただけます。
- 絶縁性能や耐電圧特性は、使用する材料や配合条件に応じた評価が必要です。
■ 光学機能性材料(Optical Functional Materials)
- シリカエアロゲルの微細構造や粒子特性を活かし、光散乱や光学特性の調整を目的とした材料開発が検討されています。
- 塗料、樹脂、フィルムなどへの添加により、光学特性と断熱性の両立を目指す複合材料への応用が期待されます。
- 光透過性や外観は、粒径、配合量、分散状態、母材の種類などによって異なります。
■ 低屈折率材料(Low-refractive-index Materials)
- 特殊なシリカエアロゲルは、低い屈折率を活かした光学材料として研究されています。
- 光学部材や機能性コーティングなど、屈折率制御を目的とした材料開発への応用が期待されています。
- 当社の粉末・粒子を配合した材料の屈折率は、配合条件や材料構成によって異なります。
■ 光学・分析分野への応用(Optical & Analytical Applications)
- 特殊な固形シリカエアロゲルは、チェレンコフ光検出などの科学・分析分野で利用されてきた実績があります。
- エアロゲルの多孔質構造や光学特性を活かした、各種研究開発が進められています。
- 当社の粉末・粒子については、機能性フィラーや複合材料の構成材料として、用途に応じた適用可能性をご相談いただけます。

科学・分析用途(Scientific & Analytical Applications)
シリカエアロゲルは、高比表面積(High Specific Surface Area)、ナノ多孔質構造(Nano-porous Structure)、表面特性の制御可能性などを活かし、触媒担体、吸着材、分離材料、分析用基材など、科学・分析分野で幅広い応用が研究されています。
当社が取り扱うシリカエアロゲル粉末・粒子についても、粒径や表面特性に応じた研究開発用途への活用が期待されています。
■ 触媒担体(Catalyst Support)
- 高比表面積とナノ多孔質構造を活かし、触媒成分を担持する材料として研究されています。
- 表面改質や金属成分との複合化により、触媒の分散性や反応効率の向上を目指す材料開発が検討されています。
■ 吸着材・分離材(Adsorbents & Separation Materials)
- 微細な細孔構造と大きな比表面積を活かし、有機化合物や各種物質の吸着・分離用途への応用が研究されています。
- 疎水性・親水性などの表面特性や細孔構造を調整することで、対象物質に応じた機能性吸着材の開発が期待されています。
- 実際の吸着量や選択性は、対象物質や使用条件によって異なります。
■ 分析用基材(Analytical Substrates)
- 多孔質構造や表面特性を活かし、分析対象物質の捕集・保持、試料前処理などに用いる機能性材料として研究されています。
- 表面改質や他の材料との複合化により、各種分析・評価技術に対応した基材開発への応用が期待されています。
■ 徐放・担持材(Controlled Release & Carrier Materials)
- ナノ多孔質構造を活かし、香料や各種機能性成分を担持する材料として研究されています。
- 成分の保持・放出特性を調整することで、機能性コーティングや各種複合材料への応用が期待されています。
- 担持量や徐放特性は、対象成分、表面特性、使用条件などによって異なります。
ご希望の用途に応じて、最適な粒径・数量をご提案可能です。価格や納期は仕様により変動いたしますので、詳細はお気軽にお問い合わせください。
安全性・取り扱い(Safety & Handling)
シリカエアロゲル粉末・粒子は非常に軽量で微細なため、取り扱い時には粉じんの飛散や吸入を防ぐための基本的な安全対策が必要です。
以下は一般的な取り扱い上の注意点です。実際の作業にあたっては、製品のSDS(安全データシート)をご確認ください。
飛散防止(Prevention of Dust Dispersion)
- 粉末が空気中に舞いやすいため、静かに取り扱い、必要に応じて局所排気装置などを使用してください。
- 粉じんの飛散を抑え、作業場所の換気を十分に確保してください。
吸入回避(Avoid Inhalation)
- 微粒子の吸入を避けるため、作業環境や粉じんの発生状況に応じた適切な防じんマスクを着用してください。
- 長時間の作業や粉じんが発生する工程では、局所排気などによる十分な換気を確保してください。
皮膚・目の保護(Skin & Eye Protection)
- 粉末が目に入らないよう、適切な保護メガネを着用してください。
- 皮膚への付着を防ぐため、必要に応じて保護手袋や作業衣を使用してください。
- 皮膚に付着した場合は、水と石けんで洗い流してください。
- 目に入った場合は、こすらずに水で十分に洗い流し、刺激や異常が続く場合は医師の診察を受けてください。
保管方法(Storage Conditions)
- 湿気や粉じんの飛散を防ぐため、容器を密閉して保管してください。
- 高温多湿や直射日光を避け、適切な環境で保管してください。
- 他の化学品との混在や異物混入を防ぎ、製品のSDSに記載された保管条件に従ってください。
廃棄方法(Disposal)
- 廃棄物は、関連法令や自治体の規則、産業廃棄物の処理基準に従って適切に処理してください。
- 粉じんが飛散しないよう、適切な容器などに密閉して取り扱ってください。
- 他の化学物質と混合されている場合は、その成分や性状を確認したうえで適切に処理してください。
SDS(安全データシート)について
- 製品のSDS(安全データシート)は、ご要望に応じて提供いたします。
- 製品の取り扱い方法、保管条件、安全対策などの詳細はSDSをご確認ください。
- ご購入前の技術的なご相談や資料のご請求も承っております。
ナノ多孔質シリカエアロゲル粉末/粒子 製品ラインナップ(Product Lineup of Nano-porous Silica Aerogel Powders/Particles)
粒度分布(Particle Size Distribution, PSD)は、シリカエアロゲルの性能を左右する重要な要素です。用途(化粧品、断熱材、触媒など)に応じて、粒径や分布の最適設計が求められます。当社では、粉末・粒子タイプのシリカエアロゲルを複数の粒径で提供しており、幅広い用途に対応できるラインナップをご用意しています。

シリカエアロゲルの粒度分布(粒径)(Particle Size Distribution of Silica Aerogel)
粒度分布の制御が重要な理由(Why Particle Size Control Matters)
- 断熱性・吸着性・触媒など、用途に応じた性能を最適化するため、粒径分布(粒度分布)の制御が重要です。
- 粒径や粒度分布は、塗料・樹脂などへの分散性、加工性、配合後の材料特性に影響するため、用途に応じた粒径選定が求められます。
- 微細な粒子は比表面積や配合時の挙動に影響する一方、凝集や粉じんの発生などにも配慮が必要です。粒径だけでなく、細孔構造や表面特性を含めた総合的な評価が重要となります。
測定方法と分布の特徴(Measurement Methods & Distribution Characteristics)
- 粒径や粒度分布の評価には、レーザー回折法(Laser Diffraction)、動的光散乱法(DLS)、ふるい分け法などがあり、粒径範囲や試料の状態に応じて適切な測定方法が選択されます。
- 粒度分布は「頻度分布(ヒストグラム)」や「累積分布」で表され、D10・D50・D90などの指標によって粒子径の分布特性を評価できます。DLS測定では、PDI(Polydispersity Index)が分布の広がりを示す指標として用いられます。
- 粒径や粒度分布は、分散性、加工性、配合後の材料特性に影響します。また、シリカエアロゲル特有の高比表面積や吸着特性には、粒径だけでなくナノ多孔質構造や表面特性も重要な役割を果たします。
粒径範囲と用途別の選定(Particle Size Ranges & Applications)
- シリカエアロゲルは、製造方法や用途に応じてさまざまな粒径の粉末・粒子として供給されており、粒径や粒度分布は分散性、加工性、配合後の材料特性などに影響します。
- 微細な粉末グレードは、塗料・コーティング材、樹脂、接着剤などへの添加・配合用途で検討され、粒径や分散状態に応じた材料設計が重要となります。
- 比較的大きな粒子グレードは、断熱材料、充填材、各種複合材料などへの応用が考えられ、用途に応じて粒子形状や嵩密度なども考慮した選定が必要です。
TKSKのシリカエアロゲル ラインナップ(TKSK Aerogel Particle Size Lineup)
当社では、用途や要求特性に応じて選択できる、以下の8グレードのシリカエアロゲル粉末・粒子をご用意しています。
■ 粉末タイプ(Silica Aerogel Powders)
7 µm、10 µm、15 µm、20 µm、30 µm、50 µm
■ 粒状タイプ(Silica Aerogel Granules)
0.1~0.5 mm、0.1~3 mm
塗料・コーティング材、樹脂・複合材料、断熱材など、用途に応じた粒径選定をご相談いただけます。
その他の粒径や仕様についても、ご要望に応じてカスタマイズが可能な場合がありますので、お気軽にお問い合わせください。
シリカエアロゲルの体積特性(Volume Characteristics of Silica Aerogel)
シリカエアロゲルは、ナノ多孔質構造による極めて低い嵩密度を特長とし、少ない重量でも大きな体積を占める超軽量材料です。
当社が取り扱うシリカエアロゲル粉末・粒子は、粒径や製品グレードによって嵩密度が異なり、同じ1 kgでも占める体積が変わります。
例えば、7 µmグレードの嵩密度35~70 kg/m³を基準とした場合、1 kgあたりの体積は計算上、約14~29 Lに相当します。このような超軽量・低密度特性を活かし、断熱材、塗料・コーティング材、樹脂・複合材料など、さまざまな用途における軽量化や機能性向上を目指す材料設計に活用できます。
なお、実際の嵩密度や体積は、製品グレード、ロット、充填状態などによって異なります。各グレードの詳細な物性値については、お気軽にお問い合わせください。
価格・ロット・納期の目安(Pricing, Order Quantity & Lead Time)
TKSK株式会社では、シリカエアロゲル粉末・粒子について、研究開発・試作評価から量産用途まで、お客様のご要望に応じたお見積もりをご案内しております。
■ 価格について
製品価格は、粒径・グレード・ご注文数量・納入条件などによって異なります。
少量での試作評価から継続的な量産調達まで、用途や必要数量に応じて個別にお見積もりいたします。
■ ご注文数量・ロットについて
研究開発・性能評価向けの少量サンプルから、製造用途でのまとまった数量までご相談いただけます。
最小注文数量(MOQ)や供給条件は製品グレードによって異なるため、ご希望の粒径と数量をお知らせください。
■ 納期について
納期は、製品グレード・ご注文数量・メーカーの生産状況・輸送条件などにより異なります。
ご希望の納入時期をお知らせいただければ、供給可能数量や納期の目安を確認のうえ、ご案内いたします。
■ サンプル・技術資料について
用途に応じた製品選定やサンプル評価についてもご相談いただけます。
TDS(技術データシート)・SDS(安全データシート)などの製品資料についても、お問い合わせに応じてご案内いたします。
シリカエアロゲル粉末・粒子の価格、サンプル、供給条件については、お気軽にTKSK株式会社までお問い合わせください。